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生物多様性の保全 | 環境

生物多様性の保全

森林整備

適切な管理がされていない森林は、CO2の吸収力低下や土砂災害、風雪災害の要因にもなります。また、生態系にも影響を及ぼします。東京都八王子市にある開発・研究拠点のthe WAVEでは、2016年から年に1度、すぐ近くにある緑地保全地域でNPO緑サポート八王子と東京都環境局職員にサポートいただきながら、社員とその家族と共に森林整備活動を実施しています。
生物多様性向上のため、森林内に日光が入るよう間伐作業と下草刈りを実施しているほか、子ども向け工作体験、シイタケの植菌といった森の恵みを享受する時間も設けています。これまでに社員とその家族の合計69名が参加しました。

昆虫が生息しやすい環境を整備

長野県小諸市には、多種多様な動植物が生息、生育しており、中には絶滅危惧種もいます。そこで、2017年11月から、小諸市にある「安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター」(安藤百福センター) の敷地内にビオトープ※1を造成することで、昆虫が棲みやすい環境を整える活動を実施しています。
2017年11月には、昆虫写真家で日本昆虫協会理事の海野和男氏監修のもと、日清食品グループの社員と地元のボランティアでビオトープを造成しました。続く2018年5月には、グループ社員と一般参加者でこのビオトープに草花を植栽しました。同年11月には、クワガタの産卵場所を作りました。また、生物多様性への関心を高めるため、ビオトープの造成作業に加え、このビオトープにやってきた昆虫の写真を一般から募集し、昆虫100種のデジタル図鑑を制作する活動を実施しました。完成した図鑑は安藤百福センターのウェブサイトに公開しています。
このビオトープの造成とデジタル図鑑の制作の取り組みが評価され、国連生物多様性の10年日本委員会 (UNDB-J) が主催する「生物多様性アクション大賞」を受賞し、また、公益財団法人 日本自然保護協会が主催する「日本自然保護大賞2019」に入選しました。
なお、2018年5月には日清食品ホールディングス、安藤百福センター、長野県、小諸市の四者間で「生物多様性パートナーシップ協定※2」を締結しました。引き続き、一般の方と社員の生態系に対する関心喚起に向けた取り組みを実施していきます。

  • ※1ドイツ語の「BIO」(生きもの) と「TOP」(場所) から成る合成語で、その中で地域の野生の生きものが生息、生育する空間
  • ※2長野県内の自然環境や生物多様性の保全活動に市民団体と企業、学校などが協働して取り組むことを約束したもの
昆虫100種大図鑑
COLUMN

安藤スポーツ・食文化振興財団による自然に親しむ機会の創造

自然体験活動

長野県小諸市にある「安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター (略称:安藤百福センター)」は、子どもたちの自然体験を推進する人材の育成や、アウトドア活動の普及を目的に2010年に設立されました。浅間連峰が一望できる約52,500m2の敷地には、豊かな自然が広がっています。
自然体験活動やアウトドア、環境教育などの指導者研修、研究、会議の施設としての利用を受け付けているほか、自然体験活動に関する講座を開催しています。なお、センター内には日本ロングトレイル協会の事務局を置き、毎年「ロングトレイルシンポジウム」を共催するなど、同協会と連携してロングトレイルの普及・振興を支援し、「歩く文化」の醸成を図っています。
敷地内の森には、著名なデザイナーや建築家がデザインしたツリーハウスを7棟展示し、自然とアートとが共鳴する空間を作り出してします。その他、このツリーハウスにちなんだイベント「小諸ツリーハウスプロジェクト」を開催しています。当日は、木工教室などのワークショップの開催や地元の旬の食材を使用した飲食ブースの出店があり、来場者が豊かな自然に触れていただく機会となっています。2018年5月には、「森の生きものがたり」と題して昆虫と敷地内のビオトープをテーマに開催し、同年11月には「いきものに感謝祭」をテーマに開催しました。

子どもたちの自然体験活動を支援

安藤財団は、「自然体験活動は子どもたちの創造力、チャレンジ精神を育む」という考えに基づいて、「トム・ソーヤースクール企画コンテスト」を2002年度より開催しています。このコンテストは、全国の学校や団体からユニークで創造性に富んだ自然体験活動の企画案を公募し、選考の上50団体に実施支援金を贈呈し、さらにその中から活動後の報告書を基に、毎年1月に優秀団体を表彰しています。
2018年度の「第17回トム・ソーヤースクール企画コンテスト」には、216件の応募がありました。また、コンテストの結果や活動内容はホームページ「自然体験.com」に公開することで、自然体験活動の一層の普及と活性化を図っています。

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