日清食品グループ

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製造工場における環境負荷の低減 | 環境

製造工場における環境負荷の低減

CO2排出量の削減

事業活動に伴う温室効果ガス (CO2) 排出量を2005年度比30%削減※することを中期環境目標に掲げています (2018年度26%、2019年度28%、2020年度30%) 。日清食品グループは、LED照明や人感センサー照明などの省エネ設備の導入、ヒートポンプの設置、熱エネルギーの再利用などの施策を通じて、CO2の排出量を削減しています。また、一部製造工場では太陽光パネルの設置とバイオマスボイラーも使用しています。日清食品グループの研究所「the WAVE」と滋賀工場に太陽光パネルを設置しており、2018年度の発電量は102,359kWhでした。

  • 国内対象事業所における原単位 (製品重量当たり) での削減目標

2018年度に実施した工場での省エネ策事例

年間のCO2排出量削減効果 (トン)

LEDの使用や設備の更新・効率化
日清食品関東工場 ボイラー6基を更新 438
日清食品静岡工場 新冷媒の空調機に更新 119
香川日清食品 ノンフロンタイプのフリーズドライ冷却設備に更新 198
ニッキーフーズ泉佐野工場 マイクロコージェネレーションの導入 183
日清化成関東工場 UVインキ硬化装置4台を省エネタイプに更新 84
照明のLED化 21
トップランナー式の変圧器に更新 (2台) 11
埼玉日清食品 冷凍機・空調機を更新 87
味日本 空調機の更新 7
インバーター機の更新 15
東日本明星 送風機のインバーター化 11
高松日清食品 給水ポンプのインバータ化 2
タイ日清 製造工場の一部外灯をLED化、コンプレッサーエアーの漏洩防止管理、カップ製造装置におけるブロア吸排気の有効活用、ペーストクッキングにおけるガスバーナー高効率仕様への変更、昼休み連続運転化 176
西日本明星 照明のLED化
※米国日清ガーデナ工場については空調の新調による効果も含む
28
インドネシア日清 139
ベトナム日清 97
明星U.S.A. 25
米国日清ガーデナ工場 497
東莞日清包装 38
メキシコ日清 5
ブラジル日清 70
珠海市金海岸永南食品 蒸気配管に保温カバーを設置 86
燃料転換
ぼんち山形工場 A重油ボイラーからLPガスボイラーへの燃料転換 494
運用改善
四国日清食品 コンプレッサーの台数およびウィークリータイマーの制御 161
高松日清食品 冷凍庫の更新と天井を下げることによる空調効率の向上 2
熱回収
日清食品静岡工場 フラッシュ蒸気回収装置の導入 127
日清ヨーク関東工場 ボイラー給水タンクの放熱を回収 52

フロンへの対応

フロンの漏洩を防止するため、フロン排出抑制法に基づいた簡易点検と外部の専門機関による定期点検を実施しています。また、代替フロンのHCFC (R22冷媒など) については、2020年の全廃に向けて各工場で段階的に切り替えを進めています。

カップ麺用乾燥具材を製造する日清エフ・ディ食品は、大型冷凍機は全て自然冷媒 (アンモニアとCO2) 冷凍機を使用しています。香川日清食品では、ノンフロンのフリーズドライ冷却設備を導入しました。

廃棄物の削減

日清食品グループは、生造工程で発生する製品ロスの削減とリサイクルの促進に努めることで、ゼロエミッションを推進しています。廃棄物の多くを占める食品残渣は、飼料や肥料化しています。排水処理施設の改善による汚泥の減量と混合廃棄物のリサイクルにも取り組んでいます。国内の製造工場では、再資源化率99.5%以上を2020年度まで毎年達成することを中期環境目標に掲げています。

容器包装・梱包使用量の削減

製品における環境負荷低減のため、日清食品グループは「環境に配慮した容器包装設計の基本指針」を設けており、この方針に基づき、廃棄物の発生抑制、再使用、再生資源の利用を推進しています。

日清食品冷凍では、自社ブランドの麺製品は、一部を除きほぼ全てノントレーです。パスタや焼そばの製品では、ソースを具付き麺に直充填することで、液体ソースのパッケージに必要な原料を減らしています。日清食品では、「お椀で食べるチキンラーメン」「お椀で食べるどん兵衛」3食パックの外装に使われている包装フィルムをコンパクトに変更しました。これによって使用するフィルム重量を年間1.7t削減することができました。明星食品は「旨だし屋」などで使用している容器を見直し、年間約16 tのプラスチック使用量を削減しました。また、日清シスコでは、「シスコーンBIG」の包装設計を見直し、スタンドパックに使用しているプラスチックを年間で約8t削減できる見込みです。

段ボールについては、サイズを小さくして資材使用量の削減を図っているほか、製品の詰め方の工夫として梱包方法を天地交互にする「オポジット方式」を採用し、1箱当たりの製品収納数を増やしています。 日清シスコでは、2018年度から「チョコフレーク」にこのオポジット方式を採用することで、年間約150tの段ボール紙を削減できる見込みです。

また、ぼんちでは「海鮮揚煎」シリーズのリニューアルを皮切りに順次サイズを見直し、年間段ボール約28t、フィルム約9tを削減できる見込みです。

リサイクルによる有効活用

四国日清食品では、工場の生産効率を上げ、無駄をなくしたことで、歩留まりが改善し、原材料33tと焼却用廃棄物6tを削減することができました。なお、日清食品と明星食品では、原材料の在庫情報を共有しており、製品の終売時は原材料を譲り合うことで、廃棄が起きないよう努めています。

容器包装の再製品化

容器包装を利用している企業は、容器包装リサイクル法で容器包装の「再製品化義務」が課せられています。日清食品、明星食品、日清シスコ、日清ヨークは、容器包装の再製品化を公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に委託しており、製造・販売した製品の重量に応じて、紙製容器包装とプラスチック製容器包装の再製品化実施委託料を支払っています。同協会に委託されたリサイクル事業者を通じて、市町村が家庭から分別収集する容器包装ごみ (資源物) は再生原料にリサイクルされて新たにパレット、擬木、ベンチや古紙再生ボードなどに生まれ変わっています。

廃棄物の適正処理

日清食品グループは、「産業廃棄物処理マニュアル」を重要規程として定めており、各グループ会社は同マニュアルに従って産業廃棄物処理業者に産業廃棄物の処理を委託しています。産業廃棄物処理業者と委託契約する際には、日清食品グループの書式を用いること、独自の委託先チェック表を用いて委託先の実地確認や評価をすることなどが定められています。委託契約、産廃マニフェスト、廃棄物の排出量などの情報は日清食品ホールディングス環境推進部に適宜送付され、工場と環境推進部で内容をダブルチェックする仕組みになっています。
製品形態の廃棄物処理は原則パッカー車 (機械式ごみ収集車) による収集とし、パッカー車による収集が不可能で通常トラックにより収集する場合は、収集運搬から処分場までの現場立ち会いを必ず実施しています。また、焼却や粉砕時の写真を撮影し、マニフェストと共に5年間保管しています。

水使用量の削減

日清食品グループ製造工場では、製造工程に必要な水の使用量を削減するとともに、冷却に使用した水を設備の清掃に利用するなど、水の再利用に努めています。

2018年度に実施した製造工場での水使用量削減事例

年間水削減量 (t)

ニッキフーズ泉佐野工場 水循環タンクを設置し水の再利用を開始 12,000
埼玉日清食品 エコキュートが製造した温水を利用 10,029
四国日清食品 冷却機の霜取り方法を水からヒーターに変更 6,424
ぼんち神戸工場 高圧洗浄機の導入と冷却水の流量の調整 1,936
日清エフ・ディ食品 機械冷却水の循環利用による水使用量削減 169
ブラジル日清グロリアドゴイタ工場 イオン濃度の高い水は貯水タンクに戻して再利用 22,700
廣東順徳日清食品 水シャワーや洗浄槽の綺麗な水を再利用 4,800

環境汚染防止

日清食品グループの各製造工場では、大気汚染の原因となるSOx (硫黄酸化物)、NOx (窒素酸化物)、水質汚濁の指標となるBOD (生物化学的酸素要求量) やCOD (化学的酸素要求量) の基準値において、法令・条例基準よりも厳しい自主基準値を定め、その数値を監視しています。また、設備が破損し環境汚染物質が工場周辺に流失した場合に備えた 緊急事態対応手順書を策定しており、緊急事態を想定した訓練を定期的に実施しています。なお、2018年度における環境に関する重大な事故、訴訟は発生していません。

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