日清焼そばU.F.O.「売上NO1 篇」
日清焼そばU.F.O.「売上NO1 篇」
企画意図
現代の若者が抱く3つの疑問と言えば、「自分らしさとは何か」「生きる意味とは何か」そして、「日本で一番売れてるカップ焼そばとは何か」。
1つ目と2つ目はさておき、3つ目の答えは「日清焼そばU.F.O.」。
理由は「濃い濃いソースがうまいから」「中太麺がもっちもちだから」「発売45周年だから」。
そんな人生の基本を、武士道を探求し続ける藤岡弘、さんから振り向きざまに教えていただきました。
若者の声を代弁するのは、貧乏な人を紹介する番組で話題の川口葵さんです。
ストーリー


それは言葉という刃を交えた激しい殺陣を見ているようだった。
思春期特有の青臭い疑問をバサリと切り捨てるようでいて、
その太刀筋はどこまでも優しく、愛に満ちている。
True Love-真実の愛情。
「武士道とは人を殺めるものではなく、人を生かすものである。」と語る
藤岡の侍魂が、確かに息づいていた。
川口との心の修行を終え、森でU.F.O.を作る藤岡。カップ焼そばというインスタントな存在に対しても「おいしい焼そばになれよ。」と敬意を忘れない。
そして、出来上がったU.F.O.を食べると、そのうまさに吠えた。
撮影こぼれ話


木々は揺れ、冬眠していた動物たちが目を覚まし、春を待っていた蕾が一斉に花開いた。雨が降り、虹の麓に若葉が芽生え、温かい風が吹き、新しい季節がやってきた。
これはもはや、広告を超えた地球ドキュメンタリーではないか。
そんな想いに浸っていると、藤岡さんは6人に増えていた。
探検隊、ヒーロー、武士、ロックンローラー、ジェントルマン、武道家。
その多面性は、まさしく、人間という生き物の可能性そのものだった。