カップヌードル「ウマイモンタベタイ 篇」
カップヌードル「ウマイモンタベタイ 篇」
企画意図
発売40周年なのに半分くらいの人にしか知られていない「チリトマトヌードル」、実はカップヌードルの色々な味の中でも「意外とおいしかった味No.1」なんです。
それはつまり「食べなきゃ損」ということなので、これはCMでお伝えしたいなと思いました。
チリトマトらしいちょっぴりクセのある低解像度アニメーションと、
チリトマトらしい一度聞いたら頭から離れないサウンドロゴと、
チリトマトらしいわかる人にはわかるシルエットクイズとを
チリトマトのスープのように上品にマリアージュさせたCMが完成しました。
もうCMは「Commercial Message」の略ではありません。「Chilitomato Mechaumai」の略です。ちがうか
ストーリー


うまいものを要求する人。差し出されたチリトマトを見て
その人は言った「イイデスネ」。ひと口食べると
そのあまりのうまさに体中に衝撃が走り、それは電撃となり
目と口から、そして体中の穴という穴から放出された。
それでもまだその人は生きていた。まるで今年発売40周年の
チリトマトのように生き続けていたのだ。
撮影こぼれ話


あれは暑さのピークを迎えた8月の中頃だったと記憶しています。
その日は朝から息子と近くの公園へ虫取りに出かけました。
木々の生い茂るその公園からは、さまざまなセミの声が聞こえていました。
シュワシュワ、ミンミン、ツクツクボウシ、シュワシュワ、ワンワン・・・
ん? ワンワン? もう一度聞きました。
シュワシュワ、ミンミン、ツクツクボウシ、シュワシュワ、ワンワン・・・
ワンワン? やっぱり犬の泣き声が聞こえたのです。それも木の上の方から。
私と息子は急いで声のする木に近づき、ゆっくりと顔を上げました。
息子が私につぶやきました「お父さん、イヌゼミや・・・」。
その時私は心に誓いました。これはカップヌードルシルエットクイズの
答えにしようと。