講殿 英俊

「MADE IN JAPAN」の
おいしさで世界に幸せを届けたい

日清食品株式会社 マーケティング部第2G 主任 2010年入社
講殿 英俊

※社員の所属は取材当時のものです。

- THEME 01 -

入社時の目標と現在の仕事

手を挙げた者に
チャンスが広がる風土で、
とことんやり尽くす。

「MADE IN JAPAN」を世界に届けたい。私たちの根源的な欲求に結びつき、日々をポジティブな気持ちにさせる“食”に携わりたい――。日清食品を選んだ理由はそうした想いからでした。
入社して感じたのは、自ら考え、動く人にこそチャンスが広がる「手を挙げた者勝ち」のカルチャーです。入社後配属された四国支店営業課では、小売店や卸店に向けた営業活動を主な業務として3年間を過ごしました。特に新入社員の頃は、発注ミスや見積もりミスなど考え得る限りの失敗をやり尽くしました。しかし、失敗すればするほど「次はこう変えよう」と「自分ごと」で考えられるようになりました。自分で気づくプロセスが大事だと、周りが見守ってくれる環境がありました。担当の店舗に足繁く通っていると、担当者から「この時期は、こういう製品が売れるよ」、「こんな陳列にしたらどう?」とヒントをいただけるようになりました。こうした現場からの「生声」をバイヤーとの商談で提案することで、小売店の売上アップに貢献することができるようになりました。
2年間の営業戦略部(販売戦略の立案や営業へのサポートが主な業務内容)でのキャリアを経て、7年目には、1年間の「海外トレーニー制度」に手を挙げ、米国赴任に挑戦しました。英語力はまだ拙く、会議の内容が一切分からないようなチャレンジングな状況に自ら飛び込みました。ターニングポイントとなったのは、必死で作った“取引先30社の企業データ”が評価されたことです。「彼に頼んだら、このクオリティのアウトプットが出てくる」、現地スタッフから信頼を得ることで、任される仕事は自然と増えていきました。小さな成功体験をきっかけとして、目の前のできることを一歩一歩積み重ねていくという、仕事の原点に立ち戻らせてくれました。

入社時の目標と現在の仕事

- THEME 02 -

マーケティング担当は
チームを導く羅針盤

現在は、「どん兵衛」ブランドを中心に扱うマーケティング部第2グループに所属しています。これまでのキャリアを通じて感じてきた消費者にとっての課題から、新製品プロジェクトを発足しました。企画立案から約8カ月かけ、「日清のあっさりおだしがおいしいどん兵衛」の発売を実現しました。開発の背景にあったのは、50~60代のカップ麺離れでした。消費者調査で、既存の「どん兵衛」では、「量が多い」「味が少し濃く感じる」という方もいらっしゃいました。この課題を解決する製品があれば、「どん兵衛」ブランドが年齢を重ねても長く愛されることに繋がるのではないかと考えました。
マーケティング部に求められるのは、課題とゴールをぶれずに持ち続ける姿勢です。食品開発部やデザイナーといった他部門のスペシャリストたちとコンセプトを共有し、開発を進めていきますが、試作品が最初の段階からイメージ通りになることはほとんどありません。そこからの議論で、いかにお互いの意見をすり合わせられるかが、開発の成功のカギを握るのです。「もっと明るいデザインにしたい」、「もう少しさっぱりとした味にしたい」など、主観的な感想をどう言語化するか、着任当初は特に難しく感じました。こちらの意図は正確に伝えたいけれど、プロの的確な意見も尊重して取り入れたい。その想いから、こちらから具体的な指示を出すのではなく、相談しながら一緒に作り上げるという相互コミュニケーションを心掛けるようにしています。

- THEME 03 -

徹底した消費者視点が
日清食品のものづくりを支える

発売までに最も難航したことはパッケージデザインです。決まるまでに生み出した案はおよそ30個。日清食品では、製品の顔となるパッケージデザインは、マーケティング担当者が社長に直接プレゼンテーションをします。
「今度こそ渾身のデザインだ!」と提案しても、そこからさらに2段階、3段階上のレベルまで「消費者視点」を突き詰めて考えることを求められるのが日清食品流です。「新製品の価値が本当に伝わるのか」という観点はもちろん、「このデザインでは、店頭に並んだときに値札のポップが重なって、一番伝えたい情報が隠れてしまう」など、購買シーンから具体的に考えられる指摘がどんどん投げかけられます。これこそ、消費者行動の細部まで想定された製品設計と、世に出すためのクオリティへのこだわりです。これまで日清食品が生み出してきた、面白く尖った製品の裏側には、膨大なコミュニケーションがあったのだと、改めて実感しています。

講殿 英俊

- THEME 04 -

これからの目標

米国で見たNISSINの
現実を塗り替えたい

「こんな製品を作りたい」と自ら考え手掛けた製品が店頭に並び、それを手に取る消費者がいます。その景色に触れられるのが、マーケティングという仕事の最大の魅力です。これからは、その景色を海外にも広げていきたい。入社前からの想いは変わらず、「MADE IN JAPAN」のおいしさで、世界の人々を幸せにしたいと考えています。
1年間の海外トレーニー制度で滞在した米国・ロサンゼルスでは、「NISSIN」と言っても伝わらず、スーパーに日清食品の製品がほとんど置かれていないという現実を目の当たりにしました。しかし、置かれていないということは、これから伸び代しかないということになります。その劇的な変化に挑戦する当事者でありたい。当時はあまりの英語力の拙さに、周りのサポート業務に追われて1年間が終わってしまいましたが、いずれは、現地スタッフをマネジメントポジションとして動かせるくらいの実力をつけたいです。出来ないことにぶつかっていくのはしんどいことですが、それが一番の成長のチャンスと捉え、自分がまだ足を踏み出せていない領域にこそ、チャレンジし続けていきたいです。

これからの目標

CAREER

  • 2010年
    4月〜
    (入社1年目)

    四国支店営業課に配属され、発注ミスや見積りミスなど考え得る限りの失敗を経験。得意先との関係構築に力を入れ、特に店舗からの声を提案につなげることを意識していた。

  • 2016年
    4月~
    (入社7年目)

    英語力が足りない中で米国に海外トレーニーとして赴任へ。会議すら理解できない中、必死で作った資料が評価されたことをきっかけに、周囲の信頼を勝ち取った。できることを一歩一歩重ねていく原点回帰になった。

  • 2021年
    2月
    (入社11年目)

    マーケティング部で他部門と協力しながら新製品の企画を担当。何度も試作を重ね、8ヵ月かけて発売となった製品は、想定の3倍の実績につながった。

  • 5年後

    まだシェアの低い国で、現地のスタッフと協力して消費者の認知、シェア、喫食者の拡大を実現するような戦略の立案を担いたい。

  • 10年後

    海外現地法人のダイレクターになる。世界中の小売店でNISSINの製品が並び、人々に幸せを届けられるような未来を目指し、仕組みづくりに携わりたい。