災害支援
WINAを通じた災害時の食料支援

自然災害などの有事の際、インスタントラーメンは非常に有用な支援物資となります。日清食品グループは、日清食品ホールディングス代表取締役社長・CEO 安藤宏基が会長を務める世界ラーメン協会 (WINA) を通じて、災害時の食料支援に取り組んでいます。また、WINAでは日清食品ホールディングスから社員4名が協会専属スタッフに就いています。
大規模災害の発生時には、WINAの現地会員企業や赤十字社などを通じて、被災地にインスタントラーメンを届けています。2008年5月から2020年3月までに、延べ62社の会員企業と共同で661万食のインスタントラーメンを寄贈しました。
時期 | 災害 | 提供食数 | WINAとの連携企業 |
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2018年6月 | グアテマラ火山噴火 | カップヌードル10万食 | メキシコ日清 |
9月 | ラオス南部での大雨によるダム決壊の水害 | カップヌードル1万食 | タイ日清 |
インド南部ケララ州の洪水 | Top Ramen 10万食 | インド日清 | |
10月 | インドネシアスラウェシ島での地震・津波 | Top Ramen 10万食 | インドネシア日清 |
アメリカ東部ハリケーンフローレンス洪水 | カップヌードル6.8万食 | 米国日清 | |
2019年1月 | インドネシア・バンテン州での津波 | Top Ramen 10万食 | インドネシア日清 |
2020年2月 | 新型コロナウイルス (COVID-19) 感染症 | カップヌードル等2.5万食 | 香港日清 |

世界ラーメン協会 (WINA)
世界ラーメン協会 (World Instant Noodles Association 略称:WINA) は、インスタントラーメン業界の発展と世界の食生活への貢献を目的に、日清食品創業者である安藤百福が提唱し1997年に設立された業界団体です。加盟する企業や団体向けに「世界ラーメンサミット」や「食品安全会議」を開催するほか、インスタントラーメンを通じた災害支援活動を実施しています。2020年3月現在、25の国と地域から147の企業・団体 が加盟しています。
キッチンカーによる被災地支援

日清食品グループはイベント会場や量販店でインスタントラーメンを試食できるよう給湯機能を備えたキッチンカーを所有しています。日本各地で地震などの自然災害が発生した際には、キッチンカーを被災地へ派遣しています。2019年10月18、19日には、台風第19号の被災者を支援するため、長野市内の避難所2カ所を巡回し、社員が被災者の方々に「カップヌードル」を無償で提供しました。
東北復興を応援する製品の発売

明星食品は、2011年の東日本大震災以降、東北の復興を支援する製品作りを続けています。2013年からは東北の名店の味を再現した製品を販売しており、売り上げの一部を自治体の復興基金に寄付しています。2020年2月には「明星 大船渡秋刀魚だし黒船 さんまだし香る醤油ラーメン」を発売し、売り上げの一部を岩手県大船渡市の「ふるさと大船渡応援寄附」に寄付します。