1997

「日清おいしさプラス」シリーズにインスタントラーメン初の「トクホ」マーク。

食物繊維をおいしく摂取できるサイリウム入り機能性食品を発売。
その整腸効果が認められ、特定保健用食品の表示許可を取得した。

特定保健用食品マーク

日清食品が機能性食品の分野に挑み、開発に成功したのが、1996 (平成8) 年9月発売の「日清おいしさプラス」シリーズであった。
この製品には、保水性・膨潤性に優れた天然食物繊維「サイリウム」が配合されている。「サイリウム」は、水分と一緒に摂取すると腸内で膨らむため、食後の満腹感が得られやすく、ダイエット効果も高い。生理作用としては、整腸作用、血中コレステロール低下作用、血糖上昇抑制作用などが研究報告されている。
同シリーズは、朝食向きの「サイリウム・コーンフレーク」(プレーン、セミスイート)、昼食向きの「サイリウム・ラーメン」(しょうゆ、みそ、タンメン)、簡便なパウダータイプの「サイリウム・ドリンク」(青リンゴ、オレンジ、グレープフルーツ、ピーチ、プレーン) の3品目10タイプで発売した。

「日清おいしさプラス」シリーズ
健康に有効な機能性を活かしながら、おいしく食べられる新しいタイプの健康食品として誕生した。

さらに1997年9月、「サイリウム・ラーメン」に「サイリウム・ヌードル ミネストローネ」と「サイリウム・ヌードル チキンタンメン」のカップめん2タイプが加わった。同年11月にはこのシリーズのラーメン、粉末ドリンク、コーンフレークなど13タイプが、厚生省 (現・厚生労働省) から「特定保健用食品 (トクホ) 」の表示許可を取得した。「日清おいしさプラス」シリーズの整腸効果が認められたのである。インスタントラーメン分野での「トクホ」表示許可は初めてのことであった。
これを機に、日清食品では独立した営業機能とマーケティング活動機能を兼備した「ヘルスフーズプロジェクトチーム」を設置した。

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