2011.3

日清食品グループが東日本大震災の災被者にインスタントラーメンを緊急支援

2011年3月11日14時46分、三陸沖を震源とする日本史上最大の巨大地震、東日本大震災が発生 (マグニチュード9.0) 。津波による被害も加わり、死者・行方不明者約2万5,000人、避難者数約43万人という未曽有の大震災となった。日清食品ホールディングスでは、被災された方々への緊急支援を決め、活動を開始した。

3月13日、WINA (世界ラーメン協会) の要請により、インスタントラーメン20万食の支援を決定するとともに、被災地の危機的状況に即応すべく、中川晋COOを委員長とする「災害対策委員会」を緊急招集し、安藤宏基CEOの決断でカップ麺100万食の無償提供と、給湯機能を持つキッチンカー7台の出動を農林水産省に打診した (同省への民間企業からの申し出としては初) 。同時に、被災地での迅速な救援活動に対応するため、「現地対策本部」を東北支店に設置。さらに、日清食品グループ従業員の「寄附をするならカップヌードルを送りたい」という声が多数寄せられたことから募金活動が行われ、その寄附によりカップヌードルなどのインスタントラーメンを第2弾として100万食無償提供した。最初の支援とあわせて200万食のカップ麺を現地に届けた。こうした活動の原点は、創業者・安藤百福の「食足世平」「食為聖職」の精神に基づくものである。

【キッチンカーの活動記録】
3月15日:三春交流館「まほら」、福島県立田村高校、三春町立三春中学校、仙台市立七郷中学校
17日:仙台市立六郷中学校
18日:仙台市立七郷中学校
※福島第一原発事故により、いったん避難。
24日:仙台市工業高校、高砂市民センター、仙台市立中野栄小学校
25日:多賀城市ボランティアセンター、多賀城市立第二中学校
28日:東松島市役所コミュニティセンター
29日:小野市民センター、往還地区センター
30日:赤井地区体育館、東松島市立矢本第二中学校、赤井市民センター
31日:石巻市立渡波小学校、気仙沼市役所唐桑総合支所 (唐桑公民館前) 、第一高松園 (養護施設)
4月1日:石巻市県立水産高校、気仙沼本吉公民館、気仙沼市小泉中学校、本吉浜区多目的集会所 (及川避難所) 、気仙沼市立小原木中学校
2日:気仙沼総合体育館、階上町立階上 (はしがみ) 中学校
3日:「マックスバリュ」塩釜店
4日:石巻市立橋浦小学校、石巻市立北上中学校、陸前高田「下矢作コミュニティセンター」、陸前高田「鳴石ヶ丘会館」
5日:河北総合センター「ビックバン」、石巻市立飯野川中学校、石巻市立飯野川第一小学校、石巻市立大須小学校、陸前高田「竹駒コミュニティセンター」、陸前高田「華蔵寺公民館」
6日:ベイサイドアリーナ、陸前高田市立広田小学校、陸前高田市立第一中学校
7日:ベイサイドアリーナ、南三陸町立志津川小学校、大船渡市立大船渡中学校、大船渡市役所
8日:大船渡「リアスホール」、大船渡市役所、大船渡地区公民館
10日:大船渡地区公民館、綾里地区コミュニティ施設
11日:南三陸町立志津川中学校、南三陸町立歌津中学校
12日:南三陸町「志津川自然の家」、南三陸町立志津川高校

さらに8月30日~9月2日には、新任管理者を対象とした「被災地支援活動」を宮城県石巻市で実施した。この活動は、現地復興の一助として行ったもので、日清食品グループ (事業会社含む) の新任管理者24名が参加。5、6名のチームに分かれて牡鹿半島漁港付近での瓦礫撤去や側溝清掃をボランティアで行い、加えて被害が深刻な被災地を視察して回るなど、災害の実情を肌で体感する貴重な活動となった。

このサイトはお使いのブラウザをサポートしていません。Google Chrome, Safari, Firefox, Microsoft Edge 最新版でご覧ください。