「スペース日清焼そばU.F.O.」など4品が宇宙日本食として認証

創業者・安藤 百福が抱いていた「宇宙食を開発したい」との思いから、日清食品ホールディングスは2001年から国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 (JAXA) と共同開発を進め、2005年に世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」の開発に成功。2007年には「宇宙日本食ラーメン」3品 (しょうゆ、シーフード、カレー) がJAXAにより宇宙日本食として認証されるなど、日本人宇宙飛行士の「食」を支えてきた。
そして2020年8月、新たに開発した「日清スペースチキンラーメン」「スペース日清焼そばU.F.O.」「日清スペースキーマカレーメシ」「日清スペースハヤシメシ」の4品が、JAXAに宇宙日本食として認証された。このうち「スペース日清焼そばU.F.O.」は、野口 聡一宇宙飛行士の「宇宙で大好物の焼そばを食べたい」というリクエストを受けて実現したものである。この新たな4品に既存の3品を加えた計7品を、国際宇宙ステーション (ISS) に向けて飛行・滞在する野口宇宙飛行士の携行品として提供した。
ISSで「カップヌードル」を味わった野口宇宙飛行士は、自身のYouTubeチャンネルで「宇宙ラーメン頂上決戦!」と題した8分にわたる動画を配信した。2005年のフライトで世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」を食べた野口飛行士は、自らを「世界で初めて宇宙でラーメンを食べた男!」と紹介。そして「日清スペースカップヌードル」「日清スペースチキンラーメン」「スペース日清焼そばU.F.O.」3品を食べ比べた結果、イチ押しは「日清スペースチキンラーメン」と発表して話題となった。