2005.7

世界初の宇宙食ラーメン「スペース・ラム」宇宙へ

(© NASA/JAXA)

2005年7月26日23時39分 (日本時間)、スペースシャトル「ディスカバリー号」が打ち上げられた。野口宇宙飛行士はフライト2日目に「スペース・ラム」を食べ、宇宙ステーションからの中継で「びっくりするくらい地球で食べるラーメンの味が再現されていて、めんの味わいを堪能した」と語った。

「スペース・ラム」の記者発表

「ディスカバリー号」打ち上げの成功を受けて、翌27日10時から「インスタントラーメン発明記念館」で「スペース・ラム」の発表会および試食会を開催した。安藤百福は「夢のような話が実現できてうれしい」と挨拶し、試食を実施。その模様がテレビのニュースや新聞などで報道された。

米航空宇宙局 (NASA) の 厳しい安全、 品質基準に合格した「スペース・ラム」の特徴

[1] 微小重力 (無重力) 空間でも飛び散らないように、スープの粘度を高め、湯戻し後も形状を保持する一口大の塊状めん (特許取得) を採用。
[2] スペースシャトル内で給湯可能な70℃のお湯で湯戻しできるめんを、小麦粉やでんぷんの配合を工夫して実現。
[3] めんの乾燥には、安藤百福が「チキンラーメン」の開発にあたって生み出した「瞬間油熱乾燥法」を採用。

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