1990.8
ブランドマネージャー制がスタート
チキンラーメン、カップヌードル、日清のどん兵衛…など、それまで袋めん、カップめんなど、ジャンル別に担当していたプロダクトマネージャー制度が、ブランド別にマーケティングを担当し、担当ブランドの価値向上と同時に新製品開発に挑む、ブランドマネージャー制に移行。熾烈な社内競争が繰り広げられた。

新製品のアイデアを出し合うブランドマネージャーとスタッフ
ブランドマネージャーのもとには、営業、技術、企画部門などから数名のスタッフが集められ、新製品の開発や担当ブランドの育成についてあらゆる面から検討する。
ブランドマネージャー制から生まれた「チキンラーメンどんぶり」


ブランドマネージャー制の導入から5ヵ月後の1990年8月、「チキンラーメン」グループのブランドマネージャーが「チキンラーメンどんぶり」を開発した。当初は「カップヌードル」との競合が懸念されたが、発売するやその簡便性が支持され、初年度で約80億円の大ヒットとなった。