中長期成長戦略
中長期成長戦略
「日清食品グループ 中長期成長戦略~新たな食文化の創造によるCSV経営の追求とコーポレートレジリエンスの飛躍~」についてご説明します。
日清食品グループのCSV経営
常に新しい食の文化を創造し続ける"EARTH FOOD CREATOR (食文化創造集団)"として、環境・社会課題を解決しながら持続的成長を果たします。
CSV経営における中長期成長ストーリー
ビジョンの実現と持続的成長に向け、3つの中長期的な成長戦略テーマに取り組みます。
中長期成長戦略2030
海外事業+非即席めん事業のアグレッシブな成長によって、利益ポートフォリオを大きくシフトさせながら持続的成長を追求します。
- *非経常損益としての「その他収支」の影響や、連結時円換算為替レート影響を除いた実質的な営業利益 (当社においてはNon-GAAP指標「コア営業利益」として定義。詳細後述) の成長
- **2020 (20年度) の値は、20年度IFRS営業利益から、国内その他セグメントの損益や非経常損益としての「その他収支」、加えて19~20年度において大幅な利益増大要因となったCOVID-19影響を控除したおおよその値
成長戦略1既存事業のキャッシュ創出力強化
- 海外事業の成長ドライバー:Global Brandingの深化
- グローバルブランドと呼べるステージに到達した「CUP NOODLES」のコアバリューとエリア別の競争優位性をさらに明確化・確立し、さらなる成長のドライブコアとします。
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海外事業利益成長水準 : 1桁台後半~2桁
高付加価値市場におけるトップカンパニーへ - ブランド戦略を各市場/事業のステージに応じたオペレーション戦略へと展開し、M&Aも活用しながらさらなる高成長を目指します。
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国内非即席めん事業利益成長水準 : 1桁台後半
即席めん事業に次ぐ第2の収益の柱へ - 需要・供給両面からグループシナジーを徹底追求することにより、付加価値フォーカスでの各事業の成長/収益性向上をレバレッジしていきます。
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国内即席めん事業利益成長水準 : 市場成長率以上
100年ブランドカンパニーへ - 成熟市場にあっても着実な増収増益を重ね中長期的に成長し続けるべく、需要開発・ブランド浸透・市場開拓・供給力強化への取り組みをさらに深化します。
- Digital時代における事業構造改革の推進
- 純粋なデジタル化に留まらないビジネスモデル自体の変革を目指した全社活動テーマNBX:NISSIN Business Transformationを掲げ、徹底的に追求していきます。
成長戦略2EARTH FOOD CHALLENGE 2030
地球との共生力を最大化することで既存事業のライフサイクルの超長期化を図ると同時に、競争力の源泉の一つ"Food Tech"を大きくステージアップさせることを目指します。
成長戦略3新規事業の推進
新規事業を推進する背景とビジョン
現代は豊かな食生活が実現した一方で、飽食によるオーバーカロリーや偏食による栄養失調など新たな健康問題があります。日清食品は食の価値向上を通じて、「肥満」という世界的な社会問題の解決に挑戦します。
完全食事業の展開に向けて
おいしさと栄養のバランスがとれた完全栄養食をいつでも、どこでも手にとって頂けるよう、努めます。また、健康データとの連携など生活を通じて健康に寄り添うサービスの構築に努めます。
新規事業と既存事業のシナジーによる価値の拡大
グローバルブランドのカップヌードルなどとのシナジーで、商品価値向上と社会課題解消に貢献します。
戦略を支える人材/組織基盤の変革
戦略を実行し新しい食の文化を創造し続けるイノベーティブな組織を実現するため、日清流のJob型モデル確立を第一歩とした変革ロードマップを定義・実行していきます。
持続的な利益成長の考え方
成長投資の基盤となる"既存事業"の実質的成長を示す指標「既存事業コア営業利益」を定義し、これをMid-single Digitで成長させることを経済価値ターゲットの中核とします。
定量目標
持続的な利益成長に加え、効率的な資本活用、安全性ある負債活用、そして安定的な株主還元の4つをCSV経営上の中長期的な経済価値 (財務) 目標としてコミットし、社会価値・環境価値 (非財務) 目標との同時実現を追求します。