経営管理部
2013年入社
Kさん


海外支社の収益が大きく改善
課題に向き合い、日清食品の経営を支える
経営管理部の部長として、日清食品グループ全体の事業計画の編成および関係会社の経営管理、それに伴うサポート業務の推進、IR活動支援などを行っています。いずれも経営トップや現場の意見を調整しながら具体的な計画に落とし込む必要があるため、コミュニケーションを重ねる中で計画を模索し、最終的に自らが中心メンバーの一人として決定したものが、株価や株主といった社外のステークホルダーの反応という形で直接知れることは大きなやりがいです。
私が現ポジションに着任した2019年当時、日清食品の海外支社は赤字の拠点が多くありました。幾つかの課題事業については、その解消のため、現地に足を運び、直接議論を重ねる中で課題を見つけ、経営目線での改善を行っていきました。結果として昨年度、グループとして海外支社での赤字がほぼ解消されたことは、この仕事を任されてから特に印象深い出来事ですね。

入社直後に任された海外事業
一つの成果が次のキャリアにつながる
前職では海外営業に従事しており、特に中南米諸国を長く担当していました。「グローバル展開に注力しはじめた日清食品なら、経験を活かして成長できる」と考え、2013年に入社。任されたのが、現地法人であるコロンビア日清の社長というポジションです。
当時のコロンビア日清は、構造的な問題や現実的でない事業計画を見直さなければならない苦境にありました。まずできることを一つずつやっていこうと、現地の仲間とコミュニケーションをとり、現状の理解に努め、長期的に売り上げや収益性を改善できるように仕組みを整理していったんです。結果事業の立て直しにはいたりませんでしたが、ブラジルの事業会社に営業部隊をつくり、事業を集約する形にうまく着地させることができました。成功例ではないいわば「撤退戦」ですが、日清ではこうした対応も評価してもらい、現在の本社経営に関わるポジションに着任することになりました。

自分の強みを活かし
信頼を勝ち取っていく
経営管理部長に着任直後は人脈がなく、苦労もしましたが、知見のある部下を招聘し他の社員との橋渡しになってもらうとともに、適性に合わせて仕事を任せることで徐々に信頼を得ることができました。また、上席とのコミュニケーションでは、営業時代の経験や海外赴任中に培った「経営目線」が大いに役立ったと感じています。私の仕事ははっきりした成果や形が戻ってくることが少ないですが、それでも海外支社の赤字が解消できたことは、経営管理に携わる立場としては小さいながらも一助になったのではと思っています。
現在のポジションは経営陣との交流を通した学びが多く、大きな魅力だと感じています。枠にはまった考え方をせず、数十年先といった未来を見据えた目標からブレない姿勢をつらぬく弊社CEOとのコミュニケーションから得ることは多く、自分の中の経営目線をさらに育んでいく機会になっています。

育成や経営といった
新しいチャレンジを楽しみ続ける
これまで多くの経験を積ませていただきましたが、私のキャリアには一貫して「グローバルに活躍したい」という軸があります。その想いを大切に、今後も自分が培ってきたナレッジを活かしていきたいですね。今は海外で一緒に働く仲間を「育てる」フェーズにあると思っているので、たとえば研修や講習会の実施など、私だからこそできること、提供できるノウハウを多くのメンバーに共有したいと考えています。一方で経営により深く、主体的に携わりたいという想いも大きくなってきているので、将来的にはより視座の高い立場への挑戦も進めていきたいですね。
いま入社を検討している方も私と同じように、「日清食品で実現したいこと」を胸に秘めていると思います。その想いを大切に、オーナーシップを持って行動できる方であれば本当に楽しめる環境です。キャリア入社同士、一緒に日清食品で楽しく仕事をしていけたらと思います。