日清食品グループ

リセット

建築コンセプト | the WAVE

建築コンセプト

the WAVEは「切刃と麺」「感性を刺激する建築」「環境と対話する建築」の3つのコンセプトをもとに建築しました。

建築家のコメント

世界的な食品メーカーの総合研究所として、第一に建築が周囲の大地としっかり対話し、四季の環境とも応答するデザインを心掛けました。食の基本が食材にあり、食材はその大地や環境が育むものだからです。ウェーブする壁面はこの土地を取り巻くおおらかな自然を映し、この研究所から世界に羽ばたく創造的なアイディアが、次々に湧き出て世界に広まる様を表しています。切刃から生み出される麺をイメージさせる無数のルーバーの波は、一本一本が独創的な食品文化の流れでもあり、ここで働く多くの人々が世界に贈る、ほとばしる笑顔の重なる波でもあります。

古谷誠章 (建築家・早稲田大学教授)

建築コンセプト1「切刃と麺」

日清食品グループ創業の原点であるインスタントラーメンへの思いを込めた「麺と切刃」をイメージした外観デザイン。円筒状の2本の棟は製麺機の「切刃」をモチーフにし、その切刃から切り出される「麺」をイメージしたルーバーが壁面を取り囲みます。

建築コンセプト2:感性を刺激する建築

内部空間は「感性を刺激する / 創造性に寄与する建築」をコンセプトに設計。実験エリアや分析エリア、会議室などを有する中心部は集中作業の場として、フレキシビリティかつ効率的なレイアウト・動線を確保しています。一方、エントランスや食堂、ライブラリーなどがある外周部は開放思考の場として、光や風などの自然環境の揺らぎを積極的に取り込める空間になっています。

建築コンセプト3:環境と対話する建築

「豊かな自然を写しこみ、環境と対話する建築」をキーワードに、先進的な環境システムを導入しています。

  • ・鏡面ルーバーによる日射制御と複層ガラスによる高機能外装
  • ・周辺の森や敷地内の水盤を越えてくる卓越風を活用した自然換気システム
  • ・地産地消する資源の循環システム
    (屋上に設置された「NISSIN」のリップマーク型ソーラーパネルが建物内の電力を補助 / 雨水や研究排水を水盤や植栽散水として有効利用)
  • ・里山の風景を連続させ、生物多様性に配慮した外構計画
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