日清食品グループ腐敗防止方針

制定 2025年5月13日

日清食品グループは、腐敗防止※に関連する法令等を遵守し、お客さま、取引先等をはじめとするすべてのステークホルダーに対して公正で誠実な事業活動を行います。

腐敗防止に対する基本姿勢・行動を定めた本方針は、日清食品グループで働くすべての役員、顧問、社員、技能社員、嘱託、契約社員、臨時従業員、派遣労働者、その他形式を問わず日清食品グループに雇用されている者並びに日清食品グループが業務を委託するコンサルタント・エージェント等の第三者(以下「委託先等」という。) に対して適用されます。

  • 本方針における腐敗行為とは、自己または第三者の職務上の権限や地位を濫用して不正な利益を得る行為を指し、以下の行為を含みます。
  • 賄賂の申し出、約束、供与、要求、受領、公務員等に対する接待や贈答といった贈収賄
  • 談合や癒着等の不正競争、物品や情報によって第三者へ利益を提供する利益供与・便宜供与
  • 不正に得た収益を、その出所や所有者がわからないようにして、正当な手段で得た収益に見せかける資金洗浄(マネーローンダリング)
  • 会社の利益と相反する形で個人の利益を誘導するような行為を私的にかつ不適切な形で行う利益相反
  • 過剰な接待や贈答品の授受、リベートやキックバックの不正収受等の不正行為

1. 法令遵守

事業を遂行する国・地域に適用される腐敗防止に関する法令およびガイドラインを十分に理解し、これを遵守します。

2. 腐敗防止のための組織体制

コンプライアンス担当部署、コンプライアンス委員会を設置し、日清食品グループの腐敗防止に関する法令およびガイドライン等の遵守に必要な推進体制を構築します。また、各国・地域に適用されるすべての腐敗防止に関する法令・ガイドライン等、本方針に違反する行為、違反の可能性がある行為について、役員・従業員等が速やかに相談・報告ができる体制を確立します。

3. 周知と教育・研修

本方針およびグループ贈収賄防止基本方針、その他関連する社内規程は、役員、従業員等が社内資料やイントラネット等にて常時閲覧可能な方法で社内に周知します。また、役員、従業員および委託先等に対し、腐敗防止のための定期的な社内教育・研修を実施し、腐敗行為の発生防止とリスク意識向上に努めます。

4. 会計記録管理の徹底

各国の腐敗防止に関する法令・ガイドラインおよび本方針の遵守に関する説明責任を果たすため、すべての取引に関して、合理的な詳細さをもって正確な帳簿を作成し、記録を保持します。

5. モニタリングと継続的改善

腐敗防止の取組み・遵守状況について、事業を遂行する国・地域および事業内容のリスクに応じ、モニタリングを行い、その実効性を確認します。また、必要に応じて本方針とその遵守手続きを見直し、継続的改善を推進します。

6. 通報窓口の設置と運用

各国・地域に適用されるすべての腐敗防止関連法令、ガイドライン等、および本方針に違反する行為、または違反の恐れがある行為について、役員・従業員等が速やかに相談・報告ができる内部通報窓口を設置します。なお、通報者・調査協力者を含む従業員が不利益な取り扱いを受けたり、報復を受けたりするようなことがないよう、公正かつ適切に対応します。

7. 対処と罰則

法令および本方針に違反した役員・従業員等に対しては、グループ各社の社内規程・就業規則等に従って厳正かつ迅速に処分します。また、委託先等による腐敗行為があった場合にも、厳正に対処します。