日清食品グループ

リセット

第1弾 2008年2月〜2013年1月

アフリカ事業化自立支援

Oishii (おいしい) プロジェクト

創業者・安藤百福は、終戦後の貧しい時代に「食が足りてこそ、世の中が平和になる」との思いを抱きました。その思いは、いまも「食足世平」という創業者精神として受け継がれています。「Oishiiプロジェクト」は、インスタントラーメンで空腹を満たすだけの、単なる食糧支援ではありません。アフリカの人々が、1つの「食産業」として、自分たちでインスタントラーメンを供給し流通してもらえるよう、事業化を支援していくための取り組みです。

ナイロビ郊外のジョモケニヤッタ農工大学 (JKUAT) で、日清食品ホールディングスの研究スタッフと同大学研究者が、ケニアの人々の嗜好に合わせて麺が短く栄養価を高めた「チキンラーメン」を共同開発。2009年3月には同大学内にインスタントラーメンの実験室と、1日約1,000食が製造できるラインを持つ生産ラボを設置しました。この生産ラボで作られたケニア版「チキンラーメン」は、水をろ過してお湯を作る設備を搭載した特別仕様の車「チキンラーメン号」で、ケニア各地の小学校などに学校給食として届けられました。その数は、2010年7月末まででのべ236回、62,950食に上りました。2013年6月には、JKUATとの合弁会社JKUAT日清を設立し、JKUATと共同開発した「NISSIN Noodles」を2013年10月から販売しました。2018年6月には工場および生産設備をJKUATに譲渡しました。

ページトップヘ