日清食品グループ

リセット

第19弾 2017年11月〜2019年3月

小諸絶滅危惧種ビオトープ プロジェクト

現在、地球上には3,000万種と推定される生物が存在していますが、人間の活動による地球環境の悪化により、1975年以降は年間4万種が絶滅していると言われています※1。国連で「持続可能な開発目標 (SDGs) ※2」が採択されるなど、人類の生活基盤である生物多様性の問題に国際社会も動き出しています。
「小諸絶滅危惧種ビオトープ プロジェクト」は、生態系の保全、生物多様性の向上を目的とした社会貢献活動です。日清食品グループ社員が長野県小諸市にある「安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター」(以下、安藤百福センター) の敷地内に「ビオトープ」※3を作り、小諸市に生息する絶滅危惧種のチョウをはじめとする昆虫が住みやすい環境を整えます。完成後は、「ビオトープ」を訪れた方々にそこで見つけた昆虫の写真を撮影してもらい、合計100種のデジタル昆虫図鑑を制作していきます。

2017年11月10日 (金) から11月12日 (日) までの3日間、日清食品グループ社員有志23名と地元ボランティア6名の計29名が参加し、「ビオトープ」の造成作業を行いました。掃除と草刈りから始まり、クワガタやカブトムシのための丸太の積み木作成と落ち葉掃き、カミキリムシのすみかづくり、池の土掘りなどが完了しました。

2018年5月11日(金)、12日(土)の2日間では、日清食品グループ社員有志15名が参加し、絶滅危惧種のチョウを呼び寄せるために、食草となる植物を選定し植栽を実施しました。

2018年11月3日(土)には、日清食品グループ社員有志14名が参加し、ビオトープ周辺の草刈りを行いました。また、チョウの蜜源となるレンゲなどの花の種を植えたり、使用済みのシイタケの榾木 (ほたぎ) を用いたクワガタの産卵場所作りなどを実施しました。

造成した「ビオトープ」にやってきた昆虫は、以下のウェブサイトでご覧いただけます。
「小諸絶滅危惧種ビオトーププロジェクト」ウェブサイト

  • ※1生きものたちの豊かな個性と生物同士のつながりのこと。地球上の生物は全て直接的、間接的に支えあって生きています。食料や水、気候の安定などは多様な生物が関わりあう生態系の恵みにより成立し、全ての生命の基盤を支えています。
  • ※2「平成22年版 環境・循環型社会・生物多様性白書」(環境省) より
  • ※3ドイツ語の "生き物 (Bio)" と "場所 (Top)" の合成語で、その中で餌を採り、休息をし、産卵するなど、地域の野生の生きものたちが生息、生育する空間が自然に成り立っている場所のことを指します。最近は、失われた自然を取り戻すため、人工的にビオトープを作る取り組みも行われています。
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