リスクマネジメント
管理体制
当社グループは、代表取締役副社長・COOを委員長とする総合リスク対策委員会を設置しています。「日清食品グループリスク管理規程」に基づき、本委員会を通じて種々のリスクの予防、発見、管理および対応を行っています。特に、商品事故やBCP (事業継続計画)、コンプライアンス、情報セキュリティを重点リスクと位置付けて個別に委員会を設置し、環境や安全のリスクについてはサステナビリティ委員会に対応する組織を設置しています。重大事故が発生した際は、直ちにマニュアルに従って事態の収拾と解決にあたります。
グループ全体のリスク管理プロセスに対しては、内部監査部が独立した立場で評価および監査をしています。
総合リスク対策委員会の具体的な活動
総合リスク対策委員会では、リスクを一元的に管理するとともに、当社グループ視点で各主管部門のリスクを洗い出し、リスクとなる事象を予防する仕組みを構築するよう指示しています。当社グループに甚大な影響を及ぼす事象が発生した場合は、グループ重大事案対策本部を設置し、速やかにその事象に対処し、再発防止対策を立案します。
また、事業会社社長および各チーフオフィサーからのリスク評価報告を基に、発生可能性と影響度の2軸で構成するリスクマップを年1回作成し、各リスクを4段階のステージに分けて評価しています。その結果を基に対策方針を定め、リスクの管理状況を取締役会に報告しています。なお、2022年度は災害・事故、情報セキュリティ、人材の3つを、最も発生可能性と影響度が高いリスクステージに分類しています。
投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項
- (1)製造物責任
- (2)食品の安全・安心
- (3)災害・事故
- (4)コンプライアンス
- (5)情報セキュリティ
- (6)環境
- (7)ブランド価値毀損
- (8)有価証券の公正価値下落
- (9)固定資産の減損
- (10)為替変動
- (11)人材
- (12)原材料価格の変動
- (13)物流
- (14)特定の取引先への依存
- (15)海外カントリーリスク
- (16)人口動態