日清食品グループ

リセット

マテリアリティ

マテリアリティの特定

2021年に、以下のステップでマテリアリティを特定しました。また、年に1回以上、取締役会の諮問委員会であるサステナビリティ・アドバイザリーボードにおいて、マテリアリティに関するレビューを行っています。

Step1:ステークホルダーが日清食品グループに期待する項目を選出

DJSI (Dow Jones Sustainability Index) ※が重視している項目やSASB (米国サステナビリティ会計基準審議会) ガイドラインなどの国際基準を参考に、「ステークホルダーが当社グループに期待する項目」を抽出。DJSIの中で設定された各項目への配点から、ステークホルダーの期待度を決定しました。

  • 経済・環境・社会の3つの側面から企業を評価する投資家向けのインデックス (指数)

Step2:日清食品グループの事業に及ぼす影響度を測定

Step1・Step2で選出した課題について、CEO、COO、社外取締役が参加する経営諮問委員会および社外有識者が参加するサステナビリティ・アドバイザリーボードで議論しました。

Step3:日清食品グループが重点的に取り組むべき重要テーマを特定

社会・ステークホルダーからの当社グループに対する期待度と、当社グループの事業に及ぼす影響度を勘案し、当社グループが重点的に取り組むべきテーマを抽出して事業リスクと事業機会の両面から優先順位付けを行うことで、4つのマテリアリティを特定しました。
また、創業者精神とマテリアリティの整合性も確認しています。

関連情報

東京栄養サミットでコミットメントを公表

東京栄養サミットは、各国政府や国際機関、企業、市民団体などのリーダーが、健康・食・強靱性をテーマに世界の人々の栄養改善について幅広く議論し、今後の行動の方向性について共通認識を深め、世界の栄養課題解決に向けた取り組みを推進することを目的とした国際会議です。
オリンピック・パラリンピック競技開催国が主催することが慣行となっており、第1回 (2013年) のイギリス (ロンドン)、第2回 (2016年) のブラジル (リオ・デ・ジャネイロ) に続き、第3回として日本 (東京) で2021年12月7日、8日に開催されました。
日清食品グループは、サステナビリティの取り組みを推進するため、本サミットで「栄養改善」と「持続可能な食料システム」の実現に向けたコミットメントを公表しました。

(1) ウェルネス製品
全製品の健康・栄養性の向上を目指します。さらに、2030年までにウェルネス製品の当社グループ国内販売額を230億円に拡大させ、人々の健康増進へ貢献します。
(2) 食物アレルゲン検査
2030年までに、アレルゲン推奨表示品目に関し、精度を高めつつ一斉に検査できる新規法を開発します。本法を普及させ、累計10万回以上の検査を実施し、食の安全性と食料供給の確保へ貢献します。
(3) 代替肉
2030年までに、日清食品における即席麺具材「植物性たんぱく質」の国内使用量を年間1,100トンに引き上げ、代替肉の活用を進め、持続可能な食料システムの構築へ貢献します。
(4) 食品廃棄物
2030年までに、当社グループの国内での流通・販売における廃棄物総量を2015年換算から50%削減することで、持続可能な食料サプライチェーンの構築に貢献します。
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