海外拠点にもチャレンジ
生産現場のリーダーとして“安全”と“安定”を追求
海外拠点にもチャレンジ
生産現場のリーダーとして
“安全”と“安定”を追求
日清食品株式会社 下関工場製造課 2012年入社
有馬 良
社員の所属は取材当時のものです。

- THEME 01 -

入社の決め手と、現在の仕事

「身近な食を通して貢献したい」
“安全性”と“安定性”を追究した生産現場へ

「やりがいを肌で感じられる仕事がしたい」そう考え、暮らしに身近なメーカーへの就職を考えていました。「カップヌードル」「チキンラーメン」「どん兵衛」など、当社の商品は幼い頃から馴染みのあったものばかりです。その上、公式HPや実際の選考では、当社の明るい雰囲気がとても印象的でした。たくさんの人々の食を支えながら、自分も楽しく仕事ができるのではないかとワクワクしましたね。

一方で、私が選考を受けたのは2011年です。東日本大震災によって日本が混乱していた時期でした。救援物資として即席麺を無償提供する姿を、リアルタイムで見ていました。日頃からの安定供給はもちろん、そうした国内外の緊急時にすぐに動こうとする体制や使命感にも惹かれました。

入社してからは国内外の拠点を渡ってきました。現在は下関工場で「カップヌードル」「どん兵衛」「カレーメシ」といった複数の製造ラインを担当しています。生産管理はもちろん、工場設備の改善や労務管理まで幅広く行っています。工場ごとで生産環境に違いがあるものの、現場のトラブルの解決や設備の見直しの際には、他拠点での事例もキャッチしていますね。また、研究所から品質向上や生産安定化のための情報をもらうこともあります。“安全性”と“安定性”の両立は、食品製造の大切なミッションです。大勢の製造ラインのオペレーターと綿密にコミュニケーションを取りながら、一致団結して業務を進めています。

- THEME 02 -

成功体験

インドへ、初の海外赴任
異文化を乗り越えて新ラインも導入

入社5年目で、グループ内のインド法人へ赴任することに。インド国内の3拠点の製造ラインを回っていたのですが、言葉や文化の違いに戸惑ってルーティン業務をこなすだけでも大変でした。

そこへ、工場内の新設備を輸入するプロジェクトが舞い込みます。設備の仕様は工場によって異なりますし、インドの通関ルールもわかりません。はじめは右往左往していましたが、一人で考え込むのはやめました。現地のスタッフにも臆することなく質問・相談を重ね、ときにはインド拠点を持つ同業の日本企業にもコンタクトをとるなど、なりふり構わず情報収集しましたね。そうしてみんなに協力してもらった結果、なんとか無事に設備を輸入できたのです。また諦めずに勉強したことで、簡単な通関関係の書類は自分で書けるように。その後もインド拠点で新規製造ラインの導入を担当しましたが、このときの経験を最大限活かし、スムーズに進めることができました。

そして、コミュニケーションの大切さもここで学べたように感じます。インドの人々は気さくな人が多いですし、やはり日清食品の社員は海を越えても、協力するマインドが身についています。業務で協力を仰ぐことはもちろん、ランチを一緒に過ごすなどして信頼関係を築けました。

インド拠点で身に着いた“学ぶ姿勢”と“コミュニケーション力”は、仕事する上での大きな糧になっています。日本へ帰国してからもさまざまなプロジェクトを任されましたが、インドでの下積みがあったからこそ自信を持ってできることが多いですね。

- THEME 03 -

日々の挑戦

工場独自のオートメーション化を
ライン責任者として完遂

インド赴任を終えて現在の下関工場へ異動し、初めてライン責任者となりました。ここで取り組んだプロジェクトの一つは、ライス製品で使用されるルゥ供給のオートメーション化です。省人化は、製造現場の喫緊の課題でした。社内の他拠点で、すでにルゥのセットオートメーションを整備したところもありますが、他拠点の設備をそっくりそのまま水平展開するわけにはいきません。なぜなら、各工場は間取りも異なり、製造ラインの数もレイアウト違うからです。同じ設備でも、拠点ごとにオリジナルに企画したものを導入しなければならないのです。

このプロジェクトのリーダーに選ばれた私は、メンバーから新設備のアイデアを募りました。チームメンバーは10名ほどで、フレッシュな若手から、工場を知り尽くすベテランまで揃っていました。その分、「掃除やメンテナンスがしやすい造りが良い」「稼働状況を把握しやすい仕様が良い」など、さまざまな視点から考えたアイデアが集まります。そこから10パターンほどの構造を編み出し、悩みながら最もベターなものを選び抜きました。そうして完成したのが、下関工場オリジナルのルゥセットオートメーションです。こちらは無事に稼働していますが、製造ラインや工場の状況を踏まえ、今後もブラッシュアップを重ねていく予定です。

こうして振り返ると、思い出深いエピソードはたくさんありますね。製造現場で働く人は馴染み深いかもしれませんが、食品パッケージの多くには、製造工場の記号と製造日時が記載されています。その製造日時を見ると、「この頃は新ラインを導入したばかりで大変だったなぁ」などと、懐かしい出来事が思い出されます。

- THEME 04 -

これからの目標

「仕事を戯れ化せよ」
どんな課題も楽しみたい

安全で安定的な生産とさらなる省人化に向け、下関工場ではまだまだオートメーション化すべき箇所がたくさんあります。近年当社ではAI活用が進んできており、それは生産現場も例外ではありません。例えばAIを使った検査カメラを導入すれば、より効率的で精度も高い検品ができます。そのように自動化できる機械やAIをどんどん駆使して、工場全体の生産性を上げていきたいですね。また、そうした設備のブラッシュアップは省エネルギー化も実現でき、環境保護に繋げることもできます。製造の世界は、昔から環境問題と隣り合わせです。食品市場をけん引してきた企業として、使命感を持って取り組んでいきたいところです。

このように改善ポイントを考えはじめるとキリがありません。ですが当社で受け継がれてきた精神の一つに、「仕事を戯れ化せよ」というものがあります。目の前の仕事を思いきり楽しみ、大きな課題にも貪欲に取り組む――。こういったマインドで、私たちは長年にわたってたくさんの食を世に送り出してきました。一つひとつの壁を乗り越えるのにかかる手間も時間も、乗り越えたときの達成感も、とびきり楽しいんですよね。

また海外赴任を経験した身としては、今後も国内外の垣根を超えて活躍していきたいです。日清食品の食を世界に届け、当社の発展にも食文化の発展にも貢献できればと考えています。

CAREER

オンリーワンの
キャリアを駆け抜ける

  1. 2016年
    9月~
    (入社5年目)
    インド日清へ異動
    個人としても初めて海外で、言葉も文化も異なるコミュニケーションに苦戦。その上、新ラインの導入も任されて右往左往する。しかし、現地社員や日本人の出向社員から手厚くサポートを受けることができ、もがきながらも仕事は軌道に乗っていった。
  2. 2018年
    2月~
    (入社7年目)
    インド拠点で新規製造ラインを導入
    インド東部工場で新規カップヌードル製造ラインを導入することに。インド赴任直後の新ライン導入の経験を活かして奮闘。日本メーカーから設備を輸入し、現地の業者にも指揮を執る。日本の部署とも連携し、無事スケジュール通りに稼働まで辿り着いた。
  3. 2021年
    8月~
    (入社10年目)
    下関工場のライン責任者に就任
    インド赴任を終え、ライン責任者として下関工場へ配属。ライスラインの生産能力増速プロジェクトに加わる。ライン責任者もライスの担当も初めての経験だったが、ライスラインの基礎から学び、工場内や他部署の仲間と協力しながらプロジェクトを完遂した。
  4. 5年後
    海外と国内の生産マネジメントを兼任するポジションになり、国内外で安全・安定的な生産管理を実現することが目標。責任が重い分、やりがいも大きい。そんな仕事へ積極的にチャレンジしていきたい。
  5. 10年後
    経営層の一端を担えるようなスキルとマインドを身につけ、利益向上にも貢献しながら、日清食品グループをグローバルに支えていきたい。