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インスタントラーメンTOPのブランド力を生かして

「カップヌードルをぶっつぶせ!」「100年ブランドカンパニー」の実現に向けて

日清食品グループは「カップヌードルをぶっつぶせ!」というスローガンを掲げ、自社の常識を根本から覆すようなブランド戦略を生み出し、製品ブランド需要を喚起し、ブランドへの愛着とロイヤリティを形成することを使命としています。ブランド価値の最大化を図ることで、「100年ブランドカンパニー」の実現を目指し、切磋琢磨していく企業風土が醸成されています。
毎年実施される某国内ブランド価値調査では、「NISSIN」「CUP NOODLE」が、ともに上位にランキングされ続けており、グループ全体でブランド価値が高く評価されています。

生活者のインサイトにフォーカスしたマーケティング

家族形態や働き方、周囲とのつながり方など、日清食品グループを取り巻く環境は大きく変化しています。新型コロナウイルス感染症の拡大でそれらはさらに加速し、これまでのような性別や年代などでセグメンテーションしたマーケティングでは消費者のニーズを正しく捉えることが難しくなってきています。日清食品グループは、昨今のインフレによる物価高騰や多様化する消費者ニーズにしっかり応えていくため、生活者のインサイトにフォーカスし、それぞれのインサイトに適応する製品の開発・コミュニケーション・販促方法を展開しています。

カップヌードルにおけるマーケティング

「時代に適応したハード変更」「ターゲットに合わせたブランド拡張」「買いたくなる、試したくなる仕掛け」の3つを推進。

  • 1つ目「時代に適応したハード変更」は、カップヌードルらしさを担保しつつ、いかに時代のニーズに適応するかが重要だと考えています。例えば、フタ止めシールの廃止。廃プラスチックによる環境問題が注目される中、プラスチックの使用量削減のため、30年以上カップヌードルに付いていたフタ止めシールを廃止しました。これにより年間33トンのプラスチックを削減。また、利便性は落とさず、「楽しみ」ながらハードを転換するために、ダブルタブの導入やフタにネコの絵を入れることで食べる瞬間の癒し・楽しみを両立させました。
  • 2つ目「ターゲットに合わせたブランド拡張」は、ますます細分化するニーズを捉え、全方位的に商品を配置。オールターゲット向けの商品に加え、辛いもの好き層に「辛麺」、女性向けに「世界のカップヌードル」、価格コンシャス層・シニア向けに少量で食べやすい「あっさりシリーズ」「お椀シリーズ」、健康志向が高い層には「高たんぱくPRO」「塩分控えめPRO」商品を開発。また、新たな消費者層の開拓を狙ったスポットバリエーションの商品も展開しています。
  • 3つ目「買いたくなる、試したくなる仕掛け」は、豊富なラインアップを強みに複数の商品を購入してもらえるような取り組みを実施。2022年には、ユニークなオリジナルアイテムが当たる「カップヌードルクエスト プレゼントキャンペーン」の実施や、さまざまなフレーバーを混ぜ合わせる食べ方を提案した「カップヌードル スーパー合体」シリーズを発売しました。2023年9月には、フタ裏に24種類のネコの絵が入った「カップヌードル カップニャードルキャンペーン」を実施するなど、思わず食べたくなる仕掛けを提供しています。

幅広い消費者層に届く商品ラインアップ

幅広い消費者総に届く商品ラインアップ 幅広い消費者総に届く商品ラインアップ

世界規模での100年ブランドを目指し、グローバルブランディングを推進

世界初のカップめん「カップヌードル」は、インスタントラーメンのNo.1ブランドとして、1971年の発売以来、ユニークなプロモーションを積極的に展開しています。
海外では、ブランドのコアバリューを守りつつ、市場状況やターゲットの嗜好に応じ、エリアごとに競争優位性のある独自の提供価値を明確化し、ブランディングの強化をしています。北中米では「Innovative Premium」、南米では「Unique and Variety」、欧州では「Authentic Asia」、中国・アジアでは「Advanced Quality」です。この各国それぞれに定義した独自の提供価値のもとで、商品展開やマーケティング活動を積極的に推進した結果、今や世界100カ国で販売されるまでになりました。また発売50周年となる2021年には、「カップヌードル」は世界累計販売500億食を達成しました。
国内で培ったブランド力と開発力、マーケティングノウハウを海外にも移植しつつ、各エリアの消費者特性や市場状況に応じた戦略をきめ細やかに策定、実行することにより、これからも「100年ブランド」を目指し、世界中の人々に"おいしさ"と"楽しさ"をお届けしていきます。

北中米―Innovative Premium

「CUP NOODLES STIR FRY」がIRI「ペースセッターレポート」に掲載

IRI「第27回 新製品ペースセッターレポート」に「CUP NOODLES STIR FRY」が掲載されました。IRIは、消費者、小売、メディア向けに革新的なソリューションとサービスを提供する世界的な企業です。毎年「ペースセッターレポート」を発表し、食品や飲料、非食品セクター全体で発売された新製品の上位に輝く製品を公開しています。今年は目新しくてユニークなフレーバーが消費者に求められる傾向が強い中で、米国日清のCUP NOODLES STIR FRYが、新しい食品および飲料製品のトップ30にランクインしました。

南米―Unique and Variety

「エフィー賞」で「Nissin Lámen」と「Nosso Sabor」がGoldをダブル受賞!

50年以上続く世界的に有名なマーケティングアワード「エフィー賞」で、「Nissin Lámen」と「Nosso Sabor」がそれぞれGoldを受賞しました。「エフィー賞」はクリエーティビティだけでなく、販売実績も考慮して選ばれる、受賞が非常に難しい賞です。今回、「Nissin Lámen」が4年連続で販売数量を更新し、即席麺市場を拡大し続けてきた功績が「Long-term Effective部門」にて、「Nosso Sabor」が販売地域である北東部のインフルエンサーを起用し、現地人の声で現地の味を効果的に伝え、過去最高のエンゲージメントと売り上げを達成した功績が「Influencer部門」にて評価されました。

欧州―Authentic Asia

「Demae Ramen」がドイツの業界紙が主催する「トップブランド2022」を受賞

ドイツ・フランクフルトで開催された「Supermarket Stars 2022」において、「Demae Ramen」ブランドが、即席食品カテゴリーにおける「トップブランド2022」を受賞しました。Lebensmittel Zeitungというドイツで最も権威ある食糧新聞社が主催する賞で、消費者データに基づき新規ユーザー獲得数やシェアアップを算出し受賞製品を決めています。Demae Ramenブランドは、ドイツ市場において1年で1.5%もシェアアップし、新規ユーザーを多く獲得したことが高く評価されました。最も支持されているチキン味だけでなく、味噌とジャパニーズ・カレーという新製品をベジタリアンメニューとして発売したことが注目されています。

中国・アジアーAdvanced Quality

個別QRコードを使ったロイヤリティプログラムをスタート

中国日清と香港日清は、12億人のアクティブユーザーがいるWe Chatでミニプログラムを開始しました。商品のふた裏などに印刷した個別QRコードを使用したプロモーションや、その他広告からミニプログラムへの誘導を図ります。抽選やゲームを行い、ポイントをためると、景品に交換することができるシステムです。またECサイトも併設し、新商品やセット商品などの情報をユーザーに発信していきます。さらにビッグデータとしても活用でき、CRM管理を行ったり、ビッグデータとひも付けてインサイトを分析し、プロモーションを通じて販売拡大に結び付けていく見込みです。

中国・アジアにおけるCUP NOODLESのプロモーション例 中国・アジアにおけるCUP NOODLESのプロモーション例

強いブランドを育む企業風土を醸成

ブランドごとに“ミニ社長”を配置「ブランドマネージャー制度」

ブランド管理の徹底化を図るため、日清食品では、新製品開発から管理までブランドの全責任を担う「ブランドマネージャー制度」を1990年から導入しています。ブランドマネージャーは商品開発や生産、販売促進などに関わる予算を管理し、営業や技術開発、資材、物流などの部長と直接交渉を行い、売り場を確保するために食品商社やスーパーなどの担当者と交渉することもあります。ブランドの“ミニ社長”として、自ブランドの成長をミッションとしています。こうしたブランドマネージャー制度は、ブランド同士の社内競争を生み、より斬新な商品やブランドプロモーションを生み出すなど、強いブランドを育てる企業風土を醸成しています。

あらゆる部門との交渉 あらゆる部門との交渉
日清食品マーケティング部組織 日清食品マーケティング部組織

(2023年10月時点)

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