日清食品グループの歩み
社会価値創造の
これまで
創業者・安藤百福が世界初の即席めん「チキンラーメン」を発明してから六十余年。日清食品グループは創業者精神を不変の理念とし、環境・社会課題の解決に貢献しながら新しい食の創造に挑み続けています。
Since
1958創業期
年表
- 1958
- 即席めんの発明
「チキンラーメン」発売
社会的価値創出のハイライト
世界初の即席めんの誕生:1958年
戦後の食糧不足をきっかけに、
即席めんを発明
戦後の食糧難でおなかをすかせた人々が街にあふれ、栄養失調のために行き倒れになる人が後を絶ちませんでした。創業者・安藤百福は、食べ物を手に入れるために並ぶ人たちを見て、改めて食の大切さを痛感、誰もが手軽に食べられる食べ物を開発したいと世界初の即席めん「チキンラーメン」を発明し、事業を開始しました。
1960-1970s
新たな食スタイルの発明と海外進出
- 1963
- 東京、大阪両証券取引所第二部市場上場
- 1970
- 米国日清設立
ロサンゼルス工場竣工 - 1971
- 「カップヌードル」発売
- 1972
- 東京、大阪、名古屋各証券取引所第一部市場上場
- 1975
- ブラジル日清 (ニッシン・アジノモト アリメントス) の設立
イビウナ工場の竣工 - 1976
- 「U.F.O.」「日清のどん兵衛」発売
「カップヌードル」の発明:1971年
手軽さへのニーズに応える「新たな
食文化」の誕生
1971年、世界初のカップめん「カップヌードル」が誕生しました。創業者・安藤百福がアメリカを訪れた際、現地スーパーの担当者たちがめんを小さく割って紙コップに入れて食べたことをヒントに開発しました。高度経済成長期に高まった「より手軽な食」へのニーズと合致し、試食販売を行った銀座の街は、歩きながら「カップヌードル」をすする若者であふれました。
1980-1990s
1980.3
年間売上高1,000億円達成
総合食品グループとして世界に挑む
- 1980
- シンガポール日清設立
アジア地域進出 - 1983
- チルド事業進出
- 1984
- 香港日清設立
中国地域へ進出 - 1986
- 冷凍食品事業に進出
- 1990
- 飲料事業進出
- 1991
- 菓子事業進出
EMEA地域進出
1993.3
年間売上高2,000億円達成
2000-2010s
2001.3
年間売上高3,000億円達成
グローバル化とサステナビリティ経営
- 2002
- 食品安全研究所設立
- 2005
- 世界初の宇宙食ラーメンの発明
- 2006
- 明星食品に資本参加
- 2008
- ECOカップの誕生
日清食品グループ持株会社制に移行
100年ブランドカンパニーへ
百福士プロジェクト開始 - 2014
- 新研究所 the WAVE 開設
- 2017
- 香港日清、香港証券取引所メインボードに上場
2014.3
年間売上高4,000億円達成
ECOカップの誕生
:2008年
サステナビリティの
推進
「カップヌードル」の容器素材を紙に切り替え、パッケージにはアレルギー物質の一覧表や食塩相当量なども明示しました。「地球のために(For Ecology)」「みんなのために(For Customer)」「おいしさのために(For Originality)」という3つの大切な要素の頭文字からECOカップと名付けました。2019年からは、「バイオマスECOカップ」を採用しています。
「the WAVE」設立
:2014年
イノベーションの
強化
「グローバルイノベーション研究センター」と「グローバル食品安全研究所」からなる日清食品グループの技術・開発・研究拠点「the WAVE」を設立。INNOVATION=「技術革新」、FOOD SAFETY=「食の安全」という、食品メーカーとしてのプロミスを世界に向けて発信していきます。
2020〜
EARTH FOOD CREATOR
- 2020
- EARTH FOOD CHALLENGE 2030始動
- 2021
- 日清食品グループ中長期経営戦略スタート
- 2022
- 「完全メシ」ブランドの販売開始
2023.3
売上収益6,692億円
「未来の食」で課題解決:2021年
世界のWell-being向上のために、栄養素とおいしさの完全なバランスを追求
先進国では、オーバーカロリーによる健康リスクの増大とともに、必要な栄養素が不足した隠れ栄養失調の増加も深刻です。このような栄養の二極化を解決し、世界中のWell-beingを向上させるべく2022年5月に、33種類の栄養素とおいしさの完全なバランスを追求した「完全メシ」ブランドの販売を開始。“3秒に1食売れる”ほど好調に推移し、発売から約1年で1,000万⾷に到達しました。
即席めんへのグローバルな需要が高まる中海外事業の生産能力を増強し、さらなる成長へ
コロナ禍において即席めんに対する需要がグローバルに拡⼤し、急速に進むインフレ下においても、需要拡⼤はますます加速しています。特に、米州では平均36%の価格改定後もユーザーを広げており、⾼付加価値商品の販売が好調に推移しています。そこでグローバルな⽣産キャパシティを向上させ、さらなる成⻑軌道に乗せていきます。